専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

土で埋もれた量水器の枡(ます)を土留めする方法

 

パッキン

量水器(りょうすいき)とは、「建物で使った水の量を測る機械」のことを指します。この機械は、枡(ます)と呼ばれる箱の中に入っていて、地面などに埋め込まれています。右写真の赤丸部分が枡です。

 

今回は、量水器の周りにある土をせき留める工事をします。これによって、雨などが降ったときに、枡(ます)の中へ土が入るのを防ぎます。

 

枡(ます)の中に土が溜まると量水器が確認できなくなったり、土によって水道管が錆びやすくなったりします。このようになると、家計から余分な出費が発生してしまうこともあります。枡に土留めをつくることで、中にある量水器や水道管を土から守ることができます。

 

1、準備

パッキン

この作業で利用する道具を、以下にまとめました。

 

 レンガ(6個):量水器の枡の土留めに使用
 スコップ:土の掘削に使用
 手袋:手の保護に使用

 

右写真に、使用するレンガがあります。レンガは枡(ます)のサイズに合わせて、必要な数を用意します。今回は、全部で6個のレンガを使います。

 

2、枡(ます)の周りの土を掘る

はじめに、量水器の枡の周りを掘ります(下写真)。

 

量水器

 

 ・スコップで枡の周囲を掘削(左写真)
 ・掘削を終えた様子(右写真)

 

枡の周りを掘るために、スコップを使います。スコップは小さなもので大丈夫です。写真で使っているスコップは、100円ショップで購入したものです。レンガが入るスペースを計算したあと、スコップで掘る穴の大きさを決めましょう。

 

3、枡(ます)の中にある土を取る

周りの土を掘ったら、枡(ます)の中の土をとります。土を取り除くことで、中の機材を錆びや水漏れから防ぐことができます。下写真に、枡の中の様子が写っています。

 

パッキン

 

左側の赤丸が量水器です。量水器は水道メーターともいいます。量水器の管理は一般的に管轄(かんかつ)している市町村が行っていますが、基本的に量水器から住宅側の水道管で水漏れがあった場合は、持ち主負担の修理になります。

 

右の赤丸がバルブです。バルブは弁(べん)と呼ばれます。バルブには、「水道の水を止める」という役割があります。バルブが開いているときは水を通し、閉じているときは水を止めます。住宅内で、水道管や蛇口の交換をするときは、このバルブを閉じることで工事を行うことができます。

 

4、枡(ます)の横にレンガを並べる

内部の土を撤去したら、枡(ます)の横にレンガを入れます(下写真)

 

量水器

 

 ・レンガを並べている様子(左写真)
 ・レンガを埋め終えた様子(右写真)

 

レンガを並べるポイントは、2つあります。1つ目のポイントは、「レンガの高さ」です。レンガが土と同じ高さでは、雨が降った時に枡に土が入ってきてしまいます。周囲の土よりも2〜3センチほど高くレンガを並べることで、時間が経過しても土が枡の中に入らずにすみます。

 

2つ目のポイントは、「隙間をつくらない」ことです。レンガとレンガの間に隙間があると、雨が降った時などに、そこから土が入ってきてしまいます。今回は、レンガを縦と横に並べることで、隙間なく土留めをつくれました。

 

5、土を戻して完成

レンガを並べたら、周囲の土を戻して完成です(下写真)。

 

パッキン

 

量水器の枡(ます)は普段の生活では関わりがない部分です。ただ、住宅で使う水はすべてここを通ってきています。水道管の接続部分から水漏れが起こると、そこから水があふれ出る可能性があります。普段は目に付かない量水器の枡をメンテナンスすることで、安心して水道を使うことができます。

 


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