専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

外れた雨どいをしっかりと接続する方法

 

雨どいは、建物やテラスの屋根に沿わすように設置されている建材です。雨どいには、「降った雨を収集して、排水する」という役割があります。雨どいの設置は、接続作業が必要なことが多くあります。この作業で必要なことが、「接着剤を使う」ことです。

 

屋外に設置される雨どいには、雨風が当たって負荷を受けます。このときの負荷は、特に雨どいの接続部分に大きくかかります。そこで、雨どいの接続部分に接着材をつけることで、雨風を受けても長持ちするようになります。

 

下写真の赤丸部分が、外れてしまった雨どいの様子です。外れた雨どいには、地面に落ちた汚れがついています。雨どいが外れた理由は、「雨の量」が関係しています。今回の場合、前日に降った多くの雨によって耐えられる荷重を超え、雨どいが外れました。

 

パッキン

 

外れた雨どいを接続する手順

 

ここからは、外れた雨どいをしっかりと繋ぐ手順について解説します。

 

1、準備

雨どい

今回の作業で使用する道具を、以下にまとめました。

 

 ・接着剤:塩ビ配管用の接着材を使用(右写真)
 ・脚立:4尺を使用
 ・雑巾:雨どいの汚れ落とし用

 

右写真は、塩ビ用の接着剤です。塩ビとは、「塩化ビニール」のことです。塩化ビニールには硬質タイプと軟質タイプの2種類に分けられます。

 

雨どいは、硬質タイプの塩ビです。建材としての塩ビ製品はたくさんあります。代表的な硬質の塩ビには、給排水用の水道管や屋根の波板、床材などがあります。また、軟質な塩ビにはホースやシート、電線の被覆があります。

 

2、雨どいに接着剤をつける

はじめに、接着剤を用意したら、雨どいに塗布します(下写真)。

 

雨どい

 

 ・接着剤の準備(左写真)
 ・雨どいに接着剤を塗布(右写真)

 

ここでのポイントは、「接着剤をつける前に、雨どいの汚れを落としておく」ことです。汚れがあると、雨どいと雨どいを接続したときに小さな隙間ができやすくなります。隙間は小さくても、雨が降ったときに負荷がかかりやすくなります。作業の前に雨どいの接続部分を拭くことで、接着剤の効果を高めることができます。

 

接着剤をつけるときは、「ムラなく塗る」ことが大切です。取り付けをする雨どいは、筒状です。正面だけでなく、裏面も含めた一周をムラなく塗ることで、耐久性のある接続ができます。

 

3、雨どいを接続する

接着剤を塗布したら、雨どいの接続を行います(下写真)。

 

雨どい

 

 ・雨どいの接続前(左写真)
 ・雨どいを接続する途中(中写真)
 ・雨どいの接続後(右写真)

 

雨どいを接続するときのポイントは2つあります。1つ目は、「時間を空けない」ことです。塩ビ用の接着剤は、固まるのが早い材料です。硬化まで時間は夏で5〜8秒、冬で10〜13秒程度です。硬化後に雨どいを接続しても接着剤は効かないので、長持ちさせることができません。

 

2つ目のポイントは、「奥まで差し込む」ことです。上にある中写真は、雨どいの接続途中の様子です。塩ビ用の接着材は早く固まりやすいという特徴があるので、接着剤が固まる前に素早く奥まで差し込むと、雨どいをしっかりと取り付けられます。

 

雨どいを固定した様子が右写真です。雨どいを外れにくくする作業は、難しい作業ではありません。接着材をつけることで、雨風に強くメンテナンスの少ない雨どいをつくることができます。

 


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