専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

テラスに物干し竿を設置する方法

 

テラスとは、住宅のダイニングやリビングと屋外がつながる場所です。建物に沿った外部であるテラスの果たす役割はいくつもありますが、その中でも生活の中で欠かせないのが、洗濯物を干すことです。

 

洗濯物は水分を含んでいます。これを室内に干すと、湿度が上がって床や壁、天井が水分を含みます。床のカーペットや壁のカーテンなどは空気中の水分を溜めやすく、カビを発生させやすくなります。そこで、テラスに洗濯物を干せば、室内で起こる問題を解決できます。

 

ここでは、テラスに物干し竿を設置する方法について説明します。しっかりと固定のされた物干し竿を取り付けることで、屋外で干せるようにします。下写真は、物干し竿を設置する前の様子です。

 

物干し竿
・物干し竿を設置する前の様子

 

物干し竿の設置するポイント

 

物干し竿の設置は、いくつかのパーツを使って行います。これらの取り付けをわかりやすくするために、下の写真と図面を使いながら説明します。

 

物干し竿

物干し竿

 

 ・物干し竿を設置した後の様子(左写真)
 ・写真赤丸部分の断面図(右図面)

 

今回の作業では、大きく分けて3つのパーツを取り付けます。右上の図面につけている番号が、それぞれのパーツを取り付けする順序です。最初に使うのが、@の固定金具です。これに、AのL型アングルを乗せて、最後にBの物干し竿を設置します。

 

テラスの柱は2本あります。この柱に固定金具とL型アングルを取り付け、物干し竿を乗せるという流れになります。いきなり全体を考えると複雑でわかりにくいですが、1つ1つを順番に見ていくと理解を深められます。これらを取り付ける具体的なステップを、次項より説明します。

 

テラスに物干し竿を設置する手順

 

ここからは、物干し竿を設置する手順について解説します。

 

1、準備

今回使用する材料と道具を、以下にまとめました。

 

物干し竿

 ・物干し竿:4mを用意
 ・固定金具(立バンド):2個用意
 ・L型アングル:2個用意
 ・ゴムシート:5ミリを用意
 ・両面テープ:ゴムシートの貼り付け用
 ・インシュロック(結束バンド):物干し竿の取り付けに使用
 ・充電ドライバー:固定金具の取り付け用
 ・ソケット:充電ドライバー用(右写真赤丸)

 

固定金具を取り付けるために使うのが、ソケット(写真赤丸)です。ソケットは充電ドライバーにつけられる道具の1つで、ナットの締めこみに使います。ソケットを利用すると、「ナットを締め込む強さと早さを高めて、作業効率を上げる」ことができます。

 

2、テラスの柱に固定用の金具を取り付ける

はじめに、物干し竿を固定するための金具を取り付けます。この金具をつけると、物干し竿が落下しなくなります。下写真は、固定用の金具をつける順番です。

 

物干し竿

 

 ・金具を取り付ける前の様子(左写真)
 ・金具を取り付けている様子(中写真)
 ・金具を取り付けた後の様子(下写真)

 

今回、物干し竿の固定に使う金具は、「立バンド(たちばんど)」です。立バンドとは、「水道の配管を縦方向に取り付けるときに、グラつかなくなる」という役割があります。ここでは、立バンドを物干し竿に固定するための金具として応用しました。

 

立バンドをテラスの柱につけることで、物干し竿を設置する土台にします。ただ、立バンドをつける前に準備することがあります。それは、「内側にゴムシートを巻く」ことです。左写真の赤丸部分が、立バンドの内側にゴムシートを巻いている様子です。これにより、立バンドを付けたときの強度を高められます。

 

3、L型アングルを取り付ける

固定金具をつけたら、その上にL型アングルを取り付けます。L型アングルをつけると、物干し竿を安定させる効果があります(下写真)。

 

物干し竿

 

 ・使用するL型アングル(左写真)
 ・L型アングルの下側を取り付け(中写真)
 ・L型アングルの上側を取り付け(下写真)

 

L型アングルの取り付けには、インシュロックを使います。インシュロックは結束バンドといい、電線やケーブルを束ねる材料です。この材料はナイロン製で強度があり、屋外でも劣化しにくいというメリットがあります。

 

1つのL型アングルを固定するとき、3か所をインシュロックで結びます。3か所とは、L型アングルの下側を1か所、上側を2か所ということです。上写真の「赤丸a」はL型アングルの下側を、「赤丸b」は上側をインシュロックで止めている様子です。

 

4、物干し竿を設置

L型アングルをつけたら、物干し竿を設置します(下写真)。

 

物干し竿

 

 ・物干し竿を乗せた様子(左写真)
 ・物干し竿を固定した様子(右写真)

 

物干し竿はインシュロックで固定します。インシュロックは、前項のL型アングルの取り付けで用いたのと同じものを使います。物干し竿をL型アングルの上に置いたら、柱1か所につき2本のインシュロックで止めていきます。インシュロックは物干し竿の全体位置を確認しながら、バランスよく締めていきます。

 

5、物干し竿の設置完了

インシュロックを巻いたら、物干し竿の設置は完了です(下写真)。

 

物干し竿

 

物干し竿を設置することで、屋外の空間を有効活用することができます。ここで使った物干し竿の長さは、4メートルです。物干し竿には、伸び縮みをする伸縮タイプがありますが、布団などの少し重いものを干しただけで折れることがあります。

 

購入時の価格は安いですが、設置をした後の使い勝手を考えると、伸縮タイプではない物干し竿を使うことをおすすめします。また、4メートルの物干し竿には、細いものと太いものがあります。4メートルは距離が長いため、太めの物干し竿を設置することで、安心して利用することができます。
 


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