専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

美しいコーキングができる材料の選び方

 

コーキングとは、建物の気密性や防水性を高めるために利用される材料です。この材料は屋内の水廻りや屋外などに幅広く使われています。

 

コーキングをする前にしなければならないことがあります。それは、「コーキング材を準備する」ことです。この準備の中で頭を悩ませるものがコーキング選びです。実際にコーキング売り場に行くと、たくさんの種類のコーキングが販売されています。

 

自分にとって必要な材料を選ぶことで、しっかりと長持ちするコーキングができます。現場の条件に合ったコーキング材を選ぶために、次の3つのポイントがあります。

 

 ・色の違い
 ・塗装の有無
 ・耐候性の違い

 

これらの特徴を使う条件に合わせて選んでいくことで、よりよいコーキングができるようになります。ここからは、一つ一つを詳しく見ていきます。

 

周囲に合わせた色の選び方

コーキング

コーキング選びのはじめのポイントは、「色」です。メーカーによって出されている色が違い、ホームセンターでもオリジナルなものを販売しているところが多いです。

 

コーキングにはさまざまな色があります。コーキングをする場所に対して何色のコーキングを打つかによって、部屋の雰囲気が変わります。右写真は、浴室の壁タイルとコーキングの関係を表しています。

 

写真赤丸の部分がコーキングを施した部位です。ここでは、壁がピンク色のタイルで仕上げられており、そのタイルの目地の色が白色です。このため、ここでのコーキングは白色を選びました。タイル目地が白色なので、コーキングも白色を選ぶことで違和感のない仕上げにすることができます。

 

また、同じ色でもメーカーにより微妙な色の違いがあります。例えば、アイボリーという色でも、黄色に近い色であったり、白に近い色であったりすることがあります。メーカーによる色の使い分けは実際に使ってみなければわからないので、色の見極めができるとしたらかなりの上級者になるでしょう。

 

塗装ができるコーキング材

2つめのポイントは「塗装」です。通常のコーキング材に対しては、塗装をすることができません。それは、コーキングが仕上がった表面が塗料をはじいてしまい、色が着かないからです。このような材料とは別に、塗装ができるコーキング材のことを、「変成シリコン」といいます(下写真)。

 

コーキング

 

変成シリコンの特徴は、「塗料ができる」ことです。これは、他のコーキング材にはない大きな特徴です。使い方は、変成シリコンを隙間に入れたあと、時間が経過して表面が固まったら塗装ができるようになります。表面が固まる前に塗装をしてしまうと、せっかく打った変性シリコンが歪んでしまいます。

 

塗装をする前には、変成シリコンが固まっているかどうかの確認をしましょう。

 

変成シリコンにはデメリットもあります。それは、「乾燥するまでの時間が長い」ことです。気候条件にもよりますが、変成シリコンが固まるまでの目安として、夏でも24時間、冬なら2〜4日ほどの時間をおいた方がよいでしょう。

 

使う場所に合わせて耐候性を選ぶ

コーキング材を使う場所には暑い所や寒い所、雪の降る所などの条件があります。これらを解決していくために、温度の変化や紫外線、雨風、海水など、さまざまな用途のコーキングを使い分けていくことが大切です(下写真)。

 

コーキング

 

コーキングに期待する効果の中でも、一般家庭で最も多く利用されているものが「防カビ性」です。防カビ性のコーキングは主に浴室や洗面台などの湿気が溜まりやすいところに使われます。

 

通常のコーキングを1年使用したときにカビが出てきてしまう場合でも、防かび剤の入ったコーキング材を使用すると、カビを発生させずにすむケースが多くあります。湿気の多い場所では防かび剤の入ったコーキングを使い、その他の場所では通常の種類を選ぶようにするといいです。

 

それぞれの用途や成分の違いについては、コーキング材に記載してあるので、それらを元に材料選びをするとよいでしょう。わからない場合は販売しているメーカーに直接電話をして、自分の使いたいコーキング材を選びましょう。

 


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