専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

マスキングテープを使い分けて、美しいコーキングを打つ方法

 

コーキングとは、建物の防水性や気密性を高めるために使われる材料のことです。キッチンや浴室などの水回りや外壁などにも多用されています。

 

コーキングを上手に打つためには、いくつかのポイントがあります。そのひとつにあげられるのが、テープの選び方です。用途に合わせてテープを選び分けることによって、コーキングの出来栄えは大きく左右します。テープを使いこなすことで、良質なコーキングをしましょう。

 

テープの役割は、「ヘラを使ってコーキングをなでたとき、不要になった部分を取り除く」ことです。この作業のことを、「コーキングを切る」といいます。テープを貼る位置によって、コーキングの切れる位置が変わります。コーキングを切ったとき、テープに乗った部分を回収することで、仕上がりをきれいにすることができます。

 

コーキングをするためのテープを、「マスキングテープ」といいます。マスキングテープには、大きく分けて2つの特徴があります。それは、

 

 ・テープの幅
 ・テープの粘着性

 

です。ここからは、これらを詳しく解説していきます。

 

テープの幅を使いこなす

マスキングテープ

マスキングテープの幅はメーカーにより異なりますが、15mm〜24mmの幅が一般的に使われます。

 

テープの幅には、幅の細いタイプや幅の太いタイプ、中間のタイプなどに分けられます。テープの使い分け方は、「幅の細いタイプはテープが貼りにくい所に、太いタイプはテープが貼りやすい所」が基本です。

 

例えば、洗面台などの狭い部分にコーキングをするときには幅の狭いテープを選び、外壁のサイディングなどスペースに余裕があるときには幅の広いテープを使用します。こうすることで、テープが貼りやすくなります。

 

サイディングとは、住宅の外壁に多く使われている建材です。サイディングは雨風に強く、表面に付着する汚れが目立ちにくいという特徴があります。

 

テープには、ヘラからはみ出たコーキングが乗っかります。テープの幅が狭いと、コーキングがテープからはみ出てしまうことが多いです。これは、コーキング初心者にみられます。そのような場合、あらかじめテープを2重に貼っておくことで、コーキングがはみ出るのを防ぐことができます。

 

たくさんの量を打ちたいときには、テープを束で買うことがおススメです。束で買うことにより、テープの購入価格を抑えることができます。幅の細い方が、テープの価格は安くなります。テープの幅が細い方がテープの表面積が小さくなるからです。

 

このため、幅の細いテープを束で買った場合、幅の太いテープよりも「価格を安く・量を多く」使うことができます。職人は幅の狭いものを多く使いますが、慣れていない人は幅の広いものを選んでコーキングがはみ出ないようにした方がよいでしょう。

 

用途に合ったテープの粘着性を選ぶ

マスキングテープは用途に合った粘着性を選ぶことが重要です。テープの粘着性とは、「テープが貼り付く強さ」のことをいいます。コーキングをする場所の条件によって、粘着性の合うマスキングテープを選び分けましょう。

 

マスキングテープの粘着性は、粘着性が強いタイプと粘着性が弱いタイプに分かれます。
 
粘着性の強い代表的なテープに、「サイディング用マスキングテープ」があります。サイディングは雨風の汚れを落としやすくするために表面がツルツルしていますが、通常のテープでは剥がれやすいです。

 

また、粘着性の弱いテープの中でオススメなのが、「ガラス用マスキングテープ」です。このテープは、ガラス廻りやクロスで仕上がった壁面、水廻りなどにも使うことができる万能型です。コーキングをするとき、このテープは必須アイテムといってよいでしょう。

 

テープの粘着性を使い間違えると、トラブルが発生します。粘着性の強いテープを壁紙などに貼ってしまった場合、テープを剥がした際に壁紙まで剥がれてしまうからです。このようなトラブルを未然に防ぐために、用途に合ったテープを選ぶことが大切です。

 


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