専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

美しいコーキングになる、先端をカットする方法

 

コーキングとは、建物の止水や防水をする建材です。コーキングは、水回りや屋外などに広く使われています。コーキングには、大きく分けて「1液性(いちえきせい)」と「2液性(にえきせい」の2つがあります。それぞれは、1液性は混ぜないで使えるもの、2液性は混ぜないと使えないことが特徴です。

 

ここで紹介するのは、1液性のコーキング材についてです。1液性のコーキング材は、長い筒状の容器の中に半練り状の液体が詰めてある商品です(左写真)。今回は容器の先端部分を切るときのコツについて話します。

 

コーキングの先端は根元に近いほど太く、先にいくほど細い形状をしているため、先端を切る位置でコーキングが出てくる量が変わります。これがコーキングの仕上がりに影響を与えるので、先端を切る位置を考えることは重要です。

 

右写真は、コーキングを終えた後の様子です。赤丸部分にコーキングが仕上がっています。打ちたい太さのコーキングにするために、先端を切る技術はとても大事です。

 

コーキング

コーキング

 

 ・容器に入った1液性のコーキング材(左写真)
 ・コーキングを終えた後の様子(右写真)

 

コーキング材の先端をカットする手順

 

ここから、コーキング材の先端をカットする手順について解説します。

 

1、準備

今回使う材料と道具を、以下にまとめました。

 

 ・コーキング材:隙間の充填に必要な分を用意
 ・コーキングガン:コーキング材の取り付けに使用
 ・カッター:先端のカットに使用
 ・マスキングテープ:壁面の養生に使用

 

作業の前に、打ちたい場所の太さを決めましょう。これにより、次の作業を行えます。なかなか太さをイメージできないときは、コーキングの先端を打ちたい場所に当てると、どれくらいの太さで打てばきれいに仕上がるかが連想しやすくなります。

 

2、カッターでコーキングの先端を切る

打ちたい太さを決めたら、コーキングの先端を切ります(下写真)。

 

コーキング

 

 ・新しいコーキング材の先端(左写真)
 ・コーキングの先端を切断(右写真)

 

コーキングの先端を切るには、カッターを使います。右写真は、カッターで先端を切る瞬間の様子です。この作業に失敗したら、元に戻すことはできません。

 

切断作業に自信がないときは、先端を少しずつ切ることをおすすめします。これにより、適切な太さのコーキングを打つことができます。コーキングの先端にカッターの刃を滑らすように切ることで切り口がきれいになります。また、先端は垂直ではなく、少し斜めに切り込むとコーキングを打ちやすくなります。

 

3、コーキングを打つ太さを合わせる

コーキングの先端を切ったら、打つ場所に合わせます(下写真)。

 

コーキング

 

ここでは、打ちたい太さと切った先端の太さが合っているかどうかの確認をします。上の写真は、コーキングの先端を実際に打つ場所に当てている様子です。この作業をやることで、コーキングが出てくる量が多すぎたり少なすぎたりするのを防げます。

 

先端のどこを切るかによって、出てくるコーキングの量が変わります。 先端を少しずつ切ることでコーキングが出る量のバランスがとれます。先端の切り口が小さい場合は、再び先端のカットを行い、打つ場所に合わせることを繰り返すと理想の仕上げに近づけられます。

 

4、容器を開封してコーキングを出す

先端を打ちたい太さに合わせたら、コーキングの栓を開きます(下写真)。

 

コーキング

 

 ・カットしたコーキングの先端(左写真)
 ・コーキングの栓を開ける前(中写真)
 ・コーキングの栓を開けた後(右写真)

 

栓はコーキングの先端を使うことで、効率的に開封できます。中写真の赤丸部分が、コーキングにされている栓です。この栓を開けることで、コーキングが出るようになります。

 

5、完了

栓を開いたら、先端を容器に戻します(左下写真)。

 

コーキング

コーキング

 

 ・コーキングの容器に先端を戻した様子(左写真)
 ・容器をコーキングガンにセット(右写真)

 

コーキング材の先端を利用して、容器の栓を開くことができました。あとは、用意したガンに容器をセットすることでコーキングが打てるようになります。ガンとは、コーキングガンのことです。コーキングガンとは、コーキングの中身を出すための道具です(右上写真)。ガンがなければコーキングはできません。

 

コーキングの先端を切る技術を身につけることで、中身を余分に出さなくて済むので節約になり、必要な分だけコーキングを使用するのできれいに仕上げやすくなります。


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