専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

デザイン性の高いプリント合板を壁に貼る方法

 

プリント合板とは、住宅の壁や天井の仕上げとして利用される建材のことです。「薄い合板に、印刷されたシートで仕上げをしたもの」がプリント合板です。プリント合板は、いくつかのメーカーからさまざまな色や柄が出ています。プリント合板を壁に貼る方法を知ることで、壁の汚れを改善したり、自分好みの空間をつくったりすることができます。

 

今回の作業内容を、下の図面を用いて説明します。

 

プリント合板

 

工事をする壁の位置を決めたら、必要な大きさのプリント合板を用意します。このプリント合板に、両面テープと接着剤をつけて壁に貼るという流れが工事の手順です。

 

プリント合板の取り付けには、両面テープと接着剤の2つを使います。その理由は、両面テープは「シールをはがしたらすぐに付けられるが時間の経過とともに接着力が低下」するという性質があり、接着剤は「固まることで接着強度が出るが、それまでに時間がかかる」というそれぞれの特徴を活かすためです。

 

ここからは、これらの内容を詳しく解説していきます。

 

プリント合板を壁に張る手順

 

ここからは、プリント合板を壁に張る手順についてです。

 

1、準備

この作業で使う材料と工具を、以下にまとめました。

 

 ・プリント合板:壁面に合うサイズを用意
 ・巻尺(スケール):壁面の寸法の測定に使用
 ・両面テープ:1mmのものを使用
 ・カッター:両面テープのカットに使用
 ・接着剤:コーキング材を使用
 ・コーキングガン:コーキングの塗布に使用

 

プリント合板を準備するときにはポイントがあります。それは、「壁に貼るサイズをあらかじめ測っておき、ホームセンターでプリント合板をカットする」ことです。これにより、プリント合板を切るという作業の手間を省けます。壁面の仕上げよりも少し短くプリント合板を切ると、スムーズに工事ができます。

 

下写真は、今回準備したプリント合板です。

 

プリント合板

 

2、両面テープをつける

プリント合板を用意したら、裏面に両面テープを貼ります(下写真)。

 

プリント合板

 

 ・両面テープを貼る(左写真)
 ・両面テープをカット(中写真)
 ・両面テープ貼りが完了(右写真)

 

ここで使うのは、「1mmの両面テープ」です。この両面テープは、建築のパネルなどを固定するときに利用するものです。両面テープを貼ったら、カッターを使って切ります(中写真)。切断したときの両面テープの長さを5〜8cmにすると、プリント合板を貼ったときに安定性が出ます。

 

両面テープを貼る間隔は、30cm間隔にします。この間隔で両面テープを張ることで、次に付ける接着剤とのバランスをとることができます。切断後に指先で押さえることで、板に貼った両面テープがしっかりとプリント合板に貼り付きます。この作業を行わないと、せっかく貼った両面テープの接着力を弱めてしまいます。

 

3、接着剤をつける

両面テープを貼ったら、その間に接着剤をつけていきます(下写真)。

 

プリント合板

 

 ・接着剤をつける前(左写真)
 ・接着剤をつけた後(中写真)
 ・接着剤の塗布完了(右写真)

 

接着剤をつける前にやることがあります。それは、両面テープのシールをはがすことです。接着剤をつける前に両面テープのシールをはがすことで、効率良く作業ができます。

 

また、接着剤をつけるときのポイントがあります。それは、「両面テープよりも接着剤を高くする」ことです(下図)。プリント合板を壁に押し当てたとき、接着剤の厚みが両面テープより薄いと固定することができません。接着剤の高さを3〜5ミリにすることで、プリント合板をしっかりと取り付けられます。

 

プリント合板

 

接着剤はダンゴ状にして、厚みを出します。接着剤をつける間隔は、「10〜15cm」がよいでしょう。上にある右写真では、30cm間隔に貼った両面テープの間に、接着剤を2か所つけています。接着剤は少ないと固定ができなくなり、多すぎると材料代が高くなるので、接着剤をつける間隔には気を使います。

 

4、プリント合板を壁に貼り完成

接着剤をつけ終えたら、壁にプリント合板を貼ります(下写真)。

 

プリント合板

 

 ・プリント合板の取り付け前(左写真)
 ・プリント合板の取り付け後(右写真)

 

両面テープと接着剤をバランスよく付けることで、プリント合板をしっかりと貼ることができました。大きいサイズのプリント合板を貼るときには、2人で作業をすることで取り付けの精度を高められます。プリント合板を壁に貼るときは、裏側の接着剤を周囲につけないように注意しましょう。

 


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