専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

底板を設置して流し台の収納をきれいにする方法

 

低価格な流し台を購入した場合、収納の床板はベニヤ板でつくられています。ベニヤ板の表面は汚れや水分がつきやすく、木目の中に入るとなかなか取り除くことができません。汚れや水分が木目に入ると、板の劣化が早まったり、カビが生えやすくなったりします。

 

これを前もって防ぐため、「流し台の床面に、新たな床板を設置する」ことが有効です。片面が仕上がっている床板を設置することで、流し台の床面についた汚れや水滴を落としやすくできます。

 

下写真は、流し台の底面に床板を設置する前の様子です。細長くなっている底面に対して、新しい床板は1枚では取り付けできません。その理由は、「流し台には扉や扉を支える骨組みがついている」からです。このため、底面に設置するときは、「床板を分割して取り付ける」ことがポイントです。

 

流し台床
 ・床板を設置する前の様子

 

流し台に底板を設置する手順

 

ここからは、流し台に底板を設置する手順について解説します。

 

1、準備

ここで使用する道具と材料を、以下にまとめました。

 

 ・新しい床板:片面が仕上がっている板を用意
 ・L型定規(大):床板の加工に使用
 ・L型定規(小):床板の加工に使用
 ・1m定規:床板の加工に使用
 ・カッター:床板の加工に使用
 ・コンパス:排水管の丸穴を開けるために使用
 ・巻尺(スケール):加工位置の測定に使用
 ・鉛筆:床板に加工位置を記すために使用
 ・接着剤:床板の取り付けに使用
 ・両面テープ:床板の取り付けに使用
 ・軍手:床板の切断時に使用
 ・やすり:底板の端部のバリを除去するために使用

 

2、加工する位置を床板に記す

はじめに、加工する位置を床板に記します(下写真)。

 

流し台床

 

 ・L型定規で測定をしている様子(左写真)
 ・左赤丸を拡大した様子(中写真)
 ・床板に記しをつけた様子(右写真)

 

底面の隅には、流し台を支える柱が出ています。この部分を切り落とすことで、床板をきっちりと設置できます。中写真は、左写真の赤丸部分を拡大した様子です。このように、L型定規を使って測定すると、柱の大きさを測りやすくなります。

 

3、床板の不要な部分をカットする

加工位置を測定したら、不要な部分を切り落とします(下写真)。

 

流し台床

 

 ・カットに使うL型定規(左写真)
 ・床板をカットしている様子(中写真)
 ・床板をカットし終えた様子(右写真)

 

床板のカットには、小さめのL型定規とカッターを使います。小さなL型定規を利用する理由は、「持ち手の厚みがあり、カッターで切断がしやすい」からです。手を保護するために軍手をして、細かな作業で怪我をしないようにしましょう。

 

4、取り付けできる大きさに分割する

大きさを整えた後は、取り付けできる大きさに床板を分割します(下写真)。

 

流し台床

 

 ・分割する前の床板(左写真)
 ・分割した後の床板(右写真)

 

分割することで、新しい床板の取り付けができるようになります。ここで使うのは1m定規です。ステンレス製のものを使うとカットラインが曲がりにくくなり、切り口のきれいな切断になります。定規にはさまざまな種類がありますが、「持ち手の大きな定規」を選ぶと作業しやすくなります。

 

5、排水管の丸穴を開ける

床板を分割し終えたら、排水管の丸穴を開けます(下写真)。

 

流し台床

 

 ・排水管の位置を測っている様子(左写真)
 ・排水管の丸穴位置を記している様子(中写真)
 ・床板に丸穴を開けた後の様子(右写真)

 

流し台には水を流すための排水管があり、この穴を開けなければ床板を設置できません。排水管の丸穴を開けるときに利用するのが、コンパスです。床板に中心を書き出してコンパスで円を描くことで、排水管を切り落とす位置を出せます。円は排水管よりも「3〜4ミリ」大きくしておくと、取り付けがスムーズになります。

 

6、新しい床板を流し台の底面に貼ったら完了

丸穴を開けたら、新しい床板を貼って完了です(下写真)。

 

流し台床
 ・床板を貼り終えた様子

 

上写真の赤丸が、分割した床板を突き合わせた部分です。分割するときにカッターの先端を新しく交換しとおくと、切り口が真っすぐになって、突き合わせがきれいになります。新しい床板を取り付けて、流し台の収納を清潔に使いましょう。

 


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