専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

流し台の収納扉をスムーズに開閉させる方法

 

流し台の収納扉には、扉の開閉をサポートする金具がついています。これが正常に働くことによって、問題なく扉が動きます。金具にはいくつかの種類がありますが、今回は「ドアキャッチ」についてお話します。

 

ドアキャッチとは、「扉を閉めたときに、本体との隙間を無くすための金具」です。流し台の本体側と扉側に1つずつ付ける金具の総称がドアキャッチです。ドアキャッチがあると、扉の開閉がスムーズになります。下の写真は、ドアキャッチが納まっている流し台内部の様子です。

 

流し台 ドアキャッチ
 ・ドアキャッチが納まっている様子

 

ドアキャッチの機能と役割

 

ドアキャッチには、流し台の本体側につける「ドアキャッチ本体」と、扉側につける「ストライク」の2つの部品があります。下写真は、それぞれの部品が取り付けられている場所を表しています。aにはドアキャッチ本体、bにはストライクがついています。

 

流し台 ドアキャッチ
 ・ドアキャッチの部品説明

 

この2つの部品がしっかりと動作すると、扉の開閉が円滑になります。ですが、これらの場所に問題があると、扉の開閉が滑らかにできません。ドアキャッチがどのように動くかを知ることで、問題が起きたときに自分で対処できるようになります。

 

ドアキャッチ本体とストライクの拡大写真が下にあります。左写真は流し台側につけるドアキャッチ本体、右写真は扉側につけるストライクです。ストライクがキャッチ本体の真ん中に入ることで、扉が正常に開閉できます。

 

流し台 ドアキャッチ

 

 ・a 本体側のドアキャッチ本体(左写真)
 ・b 扉側のストライク(右写真)

 

ただ、正常にドアキャッチがついている扉でも、開閉が重いことがあります。その理由は、「扉を開く力よりも、扉を押さえるドアキャッチの力の方が大きく感じるから」です。ドアキャッチは、開く力と閉める力のバランスによって扉の開閉のしやすさが決まります(下図参照)。

 

流し台 ドアキャッチ

 

現場では、ドアキャッチ本体の抑える力を変えることはできません。このため、開く力を大きくするために扉側のストライクを調整します。ここの力を強くすることで、扉の動きが滑らかになります。

 

流し台の収納扉をスムーズに開閉させる手順

 

ここからは、流し台の収納扉をスムーズに開閉させる手順について解説します。

 

1、準備

この作業で使う材料と工具を、以下にまとめました。

 

 ・ドアキャッチ:購入時から流し台の本体に設置済み
 ・ラジオペンチ:ドアキャッチの調整に使用

 

下の写真は、今回使用するラジオペンチです。これは100円ショップで購入したもので、ストライクを挟むための道具です。ここでは小さいタイプを使いますが、大きなタイプなら作業が楽になります。

 

流し台 ドアキャッチ

 

2、ドアキャッチのストライクを調整する

ドアキャッチのストライクを調整します(下写真)。

 

流し台 ドアキャッチ

 

 ・ストライクを加工する前の様子(左写真)
 ・ストライクをラジオペンチで挟む様子(中写真)
 ・ストライクを加工した後の様子(右写真)

 

ストライクの先端をラジオペンチで細くすると、扉を開きやすくなります。中写真は、ラジオペンチで先端を挟んでいる様子です。先端を細くすることで、ドアキャッチ本体がストライクを抑える力を弱くできます。これにより、扉の開閉をスムーズにできます。

 

ラジオペンチでストライクを挟むときは、先端を潰しすぎないように注意が必要です。こうすると、ストライクの先端に凹凸がなくなり、ドアキャッチ本体の抑えが効かなくなってしまうからです。先端は潰したら元には戻せないので、一気に潰すのではなく、少しずつ調整をしながら行うことが大切です。

 

3、ストライクの調整を完了

ストライクを調整し終えたら、作業は完了です(下写真)。

 

流し台 ドアキャッチ

 

 ・扉が閉まっている様子(左写真)
 ・扉が開いている様子(右写真)

 

ストライクを調整することで、扉の開閉が快適になります。ストライクの先端をラジオペンチで挟んだら、扉を閉めます。そして、開くときに扉が重いと感じたら、再度先端を潰して扉を閉めます。これを繰り返すことで、扉をちょうどよく開けれるようになります。

 

この作業は簡単にできるので、流し台の扉に重さを感じる場合は試してみるとよいでしょう。

 


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