専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

キッチンで活躍するステンレスシートに丸穴を開ける方法

 

ステンレスシートとは、キッチンの壁や天井の仕上げとして使われる材料です。ステンレスシートは油や水でも劣化しにくく、火に強いという特徴があります。ガスや電気コンロの周りに貼ることで、ステンレスシートの性能を活かすことができます。

 

ただ、コンロの周囲にはガスの配管などがあります。ステンレスシートを壁に貼りたくても、配管があると取り付けができません。ステンレスシートに穴を開ける方法を知ることで、壁面に配管が出ている場合でもシートの取り付けができるようになります。

 

下の写真は、今回使用する穴あけ用の工具です。

 

ステンレスシート

 

 ・ホールソーの拡大図(左写真)
 ・振動ドリルの全体図(右写真)

 

ステンレスシートに丸穴を開けるために使うのは、2つの道具です。それは、ホールソー振動ドリルです。ホールソーは、別名でホルソーと呼ばれる穴あけの機械です(左写真)。ホールソーの切断部分は円形です。このホールソーの円の大きさが、穴あけ時の丸の大きさになります。

 

右の写真が、振動ドリルの全体図です。赤丸が振動ドリルの頭で、この部分は電気で回るようになっています。振動ドリルにホールソーを装着すると、ステンレスシートに丸穴を開けられます。
 

ステンレスシートに丸穴を開ける手順

 

ここからは、ステンレスシートに丸穴を開ける手順について解説します。

 

1、準備

この作業で使う材料と道具を、以下にまとめました。

 

 ・ステンレスシート:必要なサイズを用意
 ・巻尺(スケール):穴あけ位置の測定に使用
 ・鉛筆:穴あけ位置の測定に使用
 ・充電ドライバー:下穴を開けるために使用
 ・ビット:下穴を開けるために使用
 ・振動ドリル:丸穴を開けるために使用
 ・ホールソー:丸穴を開けるために使用

 

ホールソーには種類やサイズがあるので、用途によって選び分けることが必要です。ここで使用するホールソーの種類は、「鉄鋼・ステンレス用」のものです。サイズはガスの配管が20ミリなので、22ミリの穴が開けられるホールソーを用意しました。

 

2、ステンレスシートに穴を開ける位置を記す

はじめに、穴を開ける位置の測定をします(下写真)。

 

ステンレスシート

 

 ・丸穴を開けたい位置を測定(左写真)
 ・ステンレスシートに記しをつける(右写真)

 

キッチンの壁からガス用の配管が出ている場合、ステンレスシートに穴を開けなければいけません。左上の写真では、ガスの配管位置を測定しています。測定をしたら、ステンレスシートに記しをつけます(右写真)。

 

3、充電ドライバーで下穴を開ける

ステンレスシートに記しをつけた後、今度は下穴を開けます(下写真)。

 

ステンレスシート

 

 ・穴あけ用の下敷き用の木板(左写真)
 ・充電ドライバーで穴あけをする様子(中写真)
 ・穴あけ後の様子(右写真)

 

下穴(したあな)とは、「角度や位置を正確にするために、あらかじめ開けておく小さな穴」のことです。釘打ち(くぎうち)や穴あけなどの作業で、下穴を開けます。ステンレスシートに下穴を開けることで、ホールソーを使ったときに、位置がズレるのを防げます。

 

4、振動ドリルで丸穴を開ける

下穴を開けたら、ステンレスシートに丸穴を開けます(下写真)。

 

ステンレスシート

 

 ・丸穴を開ける前(左写真)
 ・丸穴を開けた後(右写真)

 

冒頭で記したように、ステンレスシートに丸穴を開ける作業は、ホールソーと振動ドリルを使います。ホールソーには、円を描くための中心軸があります。この軸を下穴に入れることにより、ホールソーがズレることなく、きれいな円を開けることができます(右写真)。

 

振動ドリルを使うときのポイントは2つあります。1つ目のポイントは、「振動ドリルにホールソーをしっかりと固定する」ことです。しっかりと固定されていないと、振動ドリルからホールソーが外れてしまいます。これが起こると、外れたホールソーでステンレスシートや手を傷つけてしまいます。

 

2つ目のポイントは、「ステンレスシートをしっかりと押さえる」ことです。振動ドリルでの穴あけは、回転による遠心力が働きます。これにより、穴あけの最中にステンレスシートが曲がることがあります。手や足を使って押さえることで、ステンレスシートの回転を抑えます。

 

5、ステンレスシートに穴開けが完了

穴あけを終えたら、作業は完了です。

 

ステンレスシート

 

上の写真は、壁から出ているガスの配管に、穴を開けたステンレスシートを通した様子です。ガスの配管よりも穴のサイズを少し大きくすると、取り付けがスムーズになります。穴を大きく開けると隙間ができますが、ここはガス栓のキャップで隠れるので、穴は2〜3ミリ大きく開けても問題ありません。

 

キッチンはガスや電気のコンロを置く場所です。ステンレスシートを壁や天井に貼ることで、調理で出た煙や油による汚れが落としやすくなります。キッチンにステンレスシートを貼ることで、快適に料理をすることができます。

 


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