専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

キッチンで活躍するステンレスシートを切る方法

 

ステンレスシートとは、住宅キッチンの壁や天井に利用される材料です。ステンレスシートは、ステンレスを0.1ミリのシート状にした商品です。水や油に強く、錆びにくいという特徴がステンレスにはあります。

 

飲食店の厨房に使われるのは、ステンレスシートではなくステンレス板です。この違いは厚みです。ステンレスシートが0.1ミリであることに対し、1.0〜1.5ミリのステンレス板が厨房で多く使われます。ステンレスをシート状にして、作業性を高めたものがステンレスシートです。

 

下の写真は、梱包材から出したときのステンレスシートです。ステンレスシートは、主にホームセンターの台所コーナーに置かれています。ステンレスシートを切ることができると、壁などの大きさに合わせて必要なサイズにできるので便利です。キッチン周りに貼れば、汚れから壁を守ることができます。

 

ステンレスシート

 

ステンレスシートを切る手順

 

ここからは、ステンレスシートを切る手順について解説します。

 

1、準備

ここで使う材料と道具を、以下にまとめました。

 

 ・ステンレスシート:利用する大きさを用意
 ・鉛筆:ステンレスシートの切断位置を記すために使用
 ・巻尺(スケール):切断位置の測定に使用
 ・定規:ステンレスシートの切断に使用
 ・カッター:ステンレスシートの切断に使用
 ・軍手:手の保護に使用

 

今回使用するステンレスシートの写真が下にあります。写真の赤丸部分に書かれている、「40×60」がステンレスシートのサイズです。40×60とは、縦40cm×横60cmの意味です。必要な分のステンレスシートを用意したら、作業を開始します。

 

ステンレスシート

ステンレスシート

 

 ・ステンレスシートの拡大図(左写真)
 ・ステンレスシートの全体図(右写真)

 

2、ステンレスシートの切断位置を測る

はじめに、ステンレスシートを切る位置を測定します(下写真)。

 

ステンレスシート

 

ステンレスシートを切るために、位置を記します。この作業のことを「卦書き(けがき)」といいます。上の写真は、ステンレスシートにけがきをする様子です。ステンレスシートにけがきをするポイントがあります。それは、「貼りたいサイズより1ミリ短く、記しをつける」ことです。

 

例えば、ステンレスシートを貼りたい大きさが100ミリの場合、99ミリの位置に記しをつけると次の作業がスムーズになります。けがきをした位置がステンレスシートを切断するラインになるので、この作業はとても重要です。

 

3、ステンレスシートを切る

ステンレスシートにけがきをしたら、切断をします(下写真)。

 

ステンレスシート

 

ステンレスシートの切断には、カッターと定規を使います。カットするステンレスシートの長さは60センチです。このため、用意した定規は1メートル(100センチ)の長さを用意しました。用意した定規がステンレスシートよりも短いと切り口が曲がることがあるため、定規は長めのものを用意します。

 

ステンレスシートの切断ラインを定規で押さえたとき、これがズレると切り口が曲がってしまいます。切断ラインは定規を押さえた位置によって決まります。切断ラインを守ろうとすると肩や指先に力が入りますが、「力の入れすぎに気をつける」という注意点があります。

 

無駄に力が入りすぎると、定規やカッターのラインがズレやすくなります。体をリラックスさせた状態で、ステンレスシートの切断に必要な力を加えることで、カットしたラインがきれいになります。今回の切断にカッターを使用した理由は、切断ラインが真っすぐになるからです。

 

ステンレスシートはカッターで1回切っただけでは切れません。ステンレスシートの上をカッターで数回なでるイメージで行うと切断しやすくなります。カッターの刃は丸まりやすいので、刃を常に新しい状態を保つと切断効率が上がります。

 

4、切断完了

ステンレスシートを切り終えたら、作業は完了です

 

ステンレスシート

 

ステンレスシートは、ステンレス板に比べて安価に工事できるのが魅力です。また、作業性も高く、カッターなどの道具で加工できるメリットがあります。しかし、カッターは操作性が高い反面、怪我が多い道具の1つです。作業は軍手などの厚みがある手袋を着用すると、怪我を未然に防げます。

 

ステンレスシートを壁に貼ることで、キッチンの周囲を保護しましょう。


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