専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

薄いベニヤ板をまっすぐ切る方法

 

ベニヤ板は、住宅のリフォームに多く使われる建材です。ベニヤ板とは、細くスライスした木材を貼りあわせた板のことです。ベニヤ板は、「べニア板」や「合板(ごうはん)」とも呼ばれます。

 

ベニヤ板には、大きく分けて2つの種類があります。1つがラワンベニヤ、もう1つがシナベニヤです。それぞれの特徴は、ラワンベニヤは「表面の目が粗くて価格が安い」、シナベニヤは「表面の目が細かく価格が高い」ということです。

 

ラワンベニヤには、さまざまな大きさがあります。薄いものでは2.3ミリ、厚いものでは30ミリの大きさがあります。今回使うのは、2.3ミリのラワンベニヤです(下写真)。理由は、「壁の補修用として利用するため、安くて厚みがちょうどよい」からです。

 

ベニヤ板

 

薄ベニヤをまっすぐ切る方法を知ることで、リフォームの幅を広げることができます。

 

薄いベニヤ板をまっすぐ切る手順

 

ここからは、薄いベニヤ板をまっすぐ切る手順について解説します。

 

1、準備

今回、使用する道具を、以下にまとめました。

 

 ・ベニヤ板:2.3ミリのラワンベニヤを用意
 ・巻尺(スケール):板の測定に使用
 ・鉛筆:板に測定位置を記すために使用
 ・定規(1m):ステンレス製の定規を使用
 ・カッター:大きいサイズのストッパー付きを使用
 ・厚みのある手袋:手を保護するために使用

 

作業には、厚みのある手袋を必ず着用しましょう。カッターは工事の中で多用される工具ですが、怪我をしやすいことも事実です。切り口の大きさによっては、針で縫う大けがとなります。そこで用意した手袋が軍手です。軍手はホームセンターなどで安く手に入れることができ、作業性や安全性に優れた手袋です。

 

2、ベニヤ板の切る位置を測る

はじめに、板の切る位置を測ります(下写真)。

 

ベニヤ板

 

 ・ベニヤ板に切断位置を測定(左写真)
 ・使用する巻尺(右写真)

 

測定には、巻尺(まきじゃく)とえんぴつを使います。ベニヤ板の切断位置を巻尺で測ったら、その位置をえんぴつで記します。この作業のことを、「卦書き(けがき)」といいます。けがきをすることで、切断位置を明確にすることができます。

 

けがきは、ベニヤ板の上側と下側の2か所に出します。この2か所を直線で結ぶと、ベニヤ板の切断ラインになります。切断後のベニヤ板は、けがきの位置によって仕上がりの大きさが変わります。このため、作業のはじめに行うけがきはとても重要です。

 

3、ベニヤ板の切る位置に線を引く

ベニヤ板にけがきをしたら、切断するラインを出します(下写真)。

 

ベニヤ板

 

 ・ベニヤ板の全体図(左写真)
 ・ベニヤ板の拡大図(右写真)

 

左写真は、ベニヤ板の全体図です。赤丸部分の拡大図が右写真です。けがきを行った2か所のポイントを、えんぴつで結びました。赤矢印部分に、結んだ線があります。この線を描くために、定規を使います。使うのはステンレス製の定規で、長さは1メートルです。

 

長い定規で2か所のけがきを結ぶことで、線を真っすぐ引くことができます。この線はベニヤ板の切断ラインです。作業に慣れた人であれば、けがきの点だけでベニヤ板を切ることができるでしょう。

 

4、カッターで薄いベニヤ板を切る

ベニヤ板に線を引いたら、ここに沿って切断をします(下写真)。

 

ベニヤ板

 

 ・カッターで薄いベニヤ板を切断(左写真)
 ・使用するカッター(右写真)

 

ベニヤ板の切断には、カッターを使います(左写真)。カッターは大きめでストッパー有りのものを使います。ストッパーの無いカッターでは、使用中にすべることがあるので危険です。特にベニヤ板は厚みがあるため、カッターのすべり止め機能を使うことで、作業中の横ズレを防ぎます。

 

ベニヤ板を切るときのポイントは、「安全の確保」です。カッターは操作性が高いという利点があります。その反面、指や手を怪我しやすいのも事実です。カッターの使用には、十分注意を払うことが必要です。カッターでベニヤ板を切るときに安全を確保するときのポイントは、「切断をする直線上に指を置かない」ことです。

 

下写真は、ベニヤ板を切断するときの様子を表しています。定規の横に引いている赤いラインが、カッターでベニヤ板を切るラインです。ここでは、カッターは右手に持ちます。定規を2か所で押さえるとしっかりと固定できるため、左手と右足を使って定規を固定します。

 

定規を固定したら切断を行いますが、このときに大事なのが、「赤いラインに指や手を置かない」ことです。冷静に考えればわかることですが、「しっかりと固定する」ことを意識をしすぎると、このことを忘れてしまう人がいます。作業は安全第一が重要であることを忘れてはいけません。

 

ベニヤ板

 

5、切断完了

カッターで切断を終えたら、作業は完了です(下写真)。

 

ベニヤ板

 

薄いベニヤ板を切るという作業は、簡単な道具を使って行えます。ここで書いた「まっすぐ切るためのポイント」を意識することは大切ですが、作業に夢中になるときほど怪我は起こりやすいものです。カッターで指や手を切らないように、十分注意をしながら作業をしましょう。

 

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