専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

水漏れを防ぐパッキンの役割と交換のコツ

 

パッキン

パッキンは、給水管の接続に欠かすことのできない部品です。給水管とは、建物などで水を流す管のことをいいます。パッキンを利用することで、給水管を接続した部分からの水漏れを防げます。

 

簡単な作業でパッキン交換を行うことができます。しかし、多くの人は、「なぜ、水道管の接続にはパッキンが必要なのか」、「どうして、パッキンを交換することで水漏れが無くなるのか」ということを知りません。

 

パッキンの役割と接続部分の構造を知ることで、自らで行うパッキン交換の質を高めることができます。ここからは、パッキン交換がスムーズになる作業のコツについて説明します。

 

給水管をつなぐ構造とパッキンの役割を知る

給水管は、2つのパーツを合わせることで繋ぐことができます。このとき、パーツの間に隙間があると水漏れを起こします。給水管が接続されている部分とパッキンの役割を知ることで、自分で対応できるくらいの知識が身に付くため、接続部分から水漏れしても怖くなくなります。

 

下の写真と図面は、給水管の接続のカタチを表しています。

 

パッキン

パッキン

 

 ・トイレタンクに給水管を接続する部分の様子(左写真)
 ・左写真の赤丸部分の断面図(右図面)

 

左写真は、トイレのタンクに給水管を繋いでいる様子です。トイレの水は、給水管からタンクの中へと流れます。このとき、タンクの中で給水管から流れてきた水を受けるのが、ボールタップです(右図参照)。ボールタップには、「トイレタンク内の水量を一定にする」という役割があります。

 

ボールタップは、トイレタンクにナットで固定されます。このボールタップに給水管を繋ぐことで、タンクの中に水を流すことができます。ボールタップと給水管の接続部分は、それぞれが山と谷の形状になっています。この部分のことを、「ネジ山(ねじやま)」といいます。

 

ネジ山には2つのパターンがあります。それは、「オネジ」と「メネジ」です。この場合は、ボールタップがオネジ、給水管がメネジです。ここを繋ぐときのポイントは2つあります(下図)。

 

パッキン

 

1つ目のポイントが、「給水管のねじ山とボールタップのねじ山を平行にしながら回す」ことです(上図参照)。ねじ山が斜めになっていると、接続することができません。また、この状態で無理に接続をしようとすると、ねじ山を痛めてしまいます。ねじ山が痛んだら、その給水管やボールタップは使えなくなります。

 

2つ目のポイントが、「給水管をボールタップの奥まで回す」ことです。ねじ山を平行に繋いでも、奥に隙間があると、そこから水漏れが起こります。ここで役に立つのがパッキンです。ねじ山を回していった最後に、パッキンに当たることで、接続部分の隙間をなくすことができます(上図参照)。

 

設置したあとのパッキンは、時間が経つと劣化して小さくなります。これが、パッキンの交換が必要な理由です。給水管を繋ぐための要点を押さえて、良質な工事をしましょう。

 


HOME サイト紹介 お問い合わせ