専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

生活を便利にする結束バンド(インシュロック)を巻く方法

 

結束バンドとは、建設現場や工場などでケーブルや配線を束ねるために使われる道具です。結束バンドは、インシュロックやインシュロックタイと呼ばれ、用途に応じて耐熱性や耐紫外線、耐薬品性などの種類があります。

 

自由度の高い道具である結束バンドは、目的によってさまざまな使い道があります。例えば、耐候性の結束バンド使うと、屋外のフェンスに目隠し用のネットを取り付けられたり、洗濯用の物干し竿を補強したりできます。

 

下の写真は、色々な種類の結束バンドを表したものです。写真の上側が短い結束バンドであり、下にいくにつれて長くなります。色は上から順に、グレー・白・黒・緑・透明と並んでいます。安価であり、取り付けやすく抜けない結束バンドの巻き方を知ることで、生活の様々な場面で役立てられます。

 

インシュロック 結束バンド
 ・色々な種類の結束バンド

 

結束バンドが抜けない仕組み

 

太さに合わせて差し込むだけで簡単に締めることができる結束バンドですが、デメリットもあります。それは、一度締めると抜いたり外したりできないことです。一度締めるとなぜ抜けないかを理解することで、結束バンドに対しての知識を深められます。

 

下にある2枚の写真が結束バンドの両端部で、「左側が固定部分、右側が先端」です。赤丸の固定部分に先端を差し込むことで、結束バンドを締めます。

 

インシュロック 結束バンド

インシュロック 結束バンド

 

 ・結束バンドの固定部分(左写真)
 ・結束バンドの先端(右写真)

 

下の図面は、結束バンド固定する部分を拡大した断面図です。結束バンドの先端を差し込むと固定部分の中でロックがかかるので、逆には戻らなくなります(a赤丸)。これが、結束バンドが抜けなくなる理由です。

 

インシュロック 結束バンド

 

結束バンドを巻く手順

 

ここからは、結束バンドを巻く手順について解説します。

 

1、準備

この作業で使用する道具と材料を、以下にまとめました。

 

 ・結束バンド(インシュロック):用途に合った必要なものを用意
 ・ニッパー:結束バンドの切断に使用
 ・看板:取り付け用の看板

 

2、結束バンドを穴に通す

はじめに、用意した結束バンドを穴に通します(下写真)。

 

インシュロック 結束バンド

 

 ・用意した結束バンド(左写真)
 ・結束バンドを穴に差し込む様子(中写真)
 ・結束バンドを穴に差し込み終えた様子(右写真)

 

今回は結束バンドを使って、トタン塀に看板をつけていきます。中写真のように、白い看板とグレーのトタン塀の穴に結束バンドを通すと、しっかりと固定できます。利用する結束バンドの幅は約4ミリなので、貫通する穴を約8ミリと大きくすると次の作業が行いやすくなります。

 

3、固定部分に結束バンドの先端を差し込む

結束バンドを穴に通したら、固定部分に先端を差し込みます(下写真)。

 

インシュロック 結束バンド

 

 ・固定部分に先端を差し込んだ様子(左写真)
 ・さらに先端を引っ張り、深く差し込んだ様子(右写真)

 

固定部分に先端を差し込むことで、トタン塀に看板を固定できます。ここでのポイントは、「全体をバランスよく締める」ことです。看板を固定するために使う結束バンドは、全部で4本です。看板と塀の穴に通したら、これらのバンドを徐々に締めていくことで、取り付け位置が斜めになるのを防げます。

 

結束バンドは一気に締めてはいけません。「1本締めたら次の1本を締め、その次の結束バンドを締めていく」という具合にすると、位置を調整しながら看板を取り付けられます。

 

4、結束バンドを切る

差し込み終えたら、結束バンドを切ります(下写真)。

 

インシュロック 結束バンド

 

 ・用意したニッパー(左写真)
 ・ニッパーで結束バンドを切断(右写真)

 

結束バンドの切断にはニッパーを使います(左写真)。右写真の赤丸部分が、結束バンドの根元を切断する様子です。根元から切ることで、結束バンドから飛び出た先端が人や周囲のモノを傷つけるのを防げます。ニッパーを使うと結束バンドを固定部分の表面で切れるため、先端が出ません。

 

ニッパー以外のカッターやハサミを使うと固定部分に先端が残りやすくなり、作業中に指や手を傷つけやすいです。このため、ニッパーを利用すると作業途中から作業後まで怪我をしにくく安全です。

 

5、結束バンドの取り付け完了

結束バンドを切ったら、作業は完了です(下写真)。

 

インシュロック 結束バンド
 ・結束バンドを巻き終えた様子

 

写真の赤丸部分に、巻き終えた結束バンドがあります。この写真のように、根元から結束バンドを切ることで怪我をしない施工になります。
 
結束バンドは有効に活用すると生活を便利にできる道具ですが、小さな子供がいる家庭では注意が必要です。それは、子供が結束バンドで指などを巻いてしまうと危険だからです。このため、結束バンドは必ず子供の手の届かないところに置くことが重要です。

 


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