専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

排水管をしっかり繋ぐ接着剤の使い方

 

住宅などで利用した汚水を流すために、排水管は重要な役割を果たします。長いものや短いものを繋ぐことで、排水管を伝って下水へと流せます。このとき、排水管を繋ぐために専用の接着剤を使うと、しっかりと接続できます。

 

排水管の接続には、継手(つぎて)が使われます。継手とは、排水管を真っすぐ繋いだり、90度で繋いだりするものです。さまざまな種類の継手を排水管と組み合わせると、排水管は機能するようになります。これについて、下の写真と図面で説明します。

 

左写真の中に記してある「a〜c」は、排水管の中を流れる水の動きを表しています。「aからb、そしてc」へ流れる排水管同士を繋ぐために、継手を用います。継手と排水管を見やすく色分けした図面が、右にあります。排水管(グレー)の間に継手(紫)を使うことで、水をスムーズに流せます。

 

排水管接続

排水管接続

 

 ・排水管と継手を繋いだ様子(左写真)
 ・排水管と継手の拡大図(右図面)

 

接着剤で排水管を接続する手順

 

ここからは、接着剤で排水管を接続する手順について解説します。

 

1、準備

ここで使用する道具と材料を、以下にまとめました。

 

 ・接続する排水管:工事に必要なものを用意
 ・接着剤:塩ビパイプを繋ぐ接着剤を用意
 ・継手(つぎて):排水管に合うサイズを用意

 

下の写真は、用意した接着剤です。これは、「硬質塩化ビニール」という素材であり、継手や排水管専用の接着剤です。接着剤には、夏季用や冬季用、耐熱用などの種類があります。白いフタ(写真赤丸部)を開けると裏側にハケがついているため、そのまま塗ることができて便利です。

 

排水管接続
 ・使用する接着剤

 

2、接続する排水管と継手を用意する

はじめに、排水管と継手を用意します。(下写真)。

 

排水管 接着剤

 

上写真の赤丸部分が接続する継手で、これを「エルボ」とも呼びます。角度や方向を変えたり、分岐させて水の流れを複数方向にしたりするのが、継手の役割です。用途に合った継手を選ぶことで、水を円滑に流せます。今回使うのは、「45°継手」です。

 

3、接着剤を塗る

排水管と継手を用意したら、両側に接着剤を塗布します。(下写真)。

 

排水管 接着剤

 

 ・継手に接着剤を塗る様子(左写真)
 ・排水管に接着剤を塗る様子(右写真)

 

左写真は継手、右写真は排水管に接着剤をつけている様子です。これらの2つに対して、差し込む深さまで接着剤を塗ることで、きっちりと固定できます。作業に慣れない人は、継手を差し込む深さをあらかじめ測っておき、その高さまで排水管に接着剤をつけましょう。

 

4、排水管を繋いだら完了

継手に排水管を繋いだら、作業は完了です(下写真)。

 

排水管 接着剤
 ・継手と接着剤を繋ぎ終えた様子

 

接着剤を接続するときのポイントは、「塗布したら、表面が乾く前に繋ぐ」ことです。排水管用の接着剤は「速乾性(そっかんせい)のため、乾くまでの時間が早い」という特徴があります。表面が乾くと接着効果が落ちて、水漏れが起きてしまいます。素早く差し込むことで継手と排水管を奥まで繋ぎ、水漏れのない接続ができます。

 

排水管を繋ぐための接着剤は、ホームセンターなどに置かれています。この接着剤は、排水管と同じ素材である塩化ビニールの「雨どい」の接続にも使えます。接着剤を効果的に使うことで、継手と排水管をしっかりと繋げます。

 


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