専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

パイプソーで排水管を真っすぐ切る方法

 

パイプソーは、塩ビパイプを切るための専用ノコギリです。塩ビとは「塩化ビニール」の略で、給水管や排水管などのパイプに使われる素材です。塩ビパイプの切断にパイプソーを使うことで、排水管を切りやすくなります。

 

腐食や電食の心配がいらない塩ビパイプは、建物の中で給水管や排水管として広く用いられます。下写真は、今回使用する排水管です。排水管にはさまざまな種類がありますが、「長さ」や「径(けい)」、「厚み」を調べて、工事に必要なものを用意しましょう。

 

パイプソー
 ・切断前の排水管

 

パイプソーで排水管を切る手順

 

ここからは、排水管を真っすぐ切るための、パイプソーを使う手順について解説します。

 

1、準備

ここで使用する道具と材料を、以下にまとめました。

 

 ・排水管:工事に必要な分を用意
 ・パイプソー:排水管の切断に使用
 ・巻尺:排水管を切る位置の測定に使用
 ・マジック:測定位置のけがきに使用

 

パイプソーの刃は塩ビパイプを切りやすくなっていますが、長期間使っていくにつれて劣化していきます。劣化したパイプソーは刃先が錆びたり、丸まったりしてしまうので、塩ビパイプが切れません。その場合、劣化したパイプソーの刃(右写真赤丸部参照)を交換することで、再び塩ビパイプが切れるようになります。

 

パイプソー

 

 ・パイプソーの拡大図(左写真)
 ・パイプソーの全体図(右写真)

 

2、切断位置を排水管に記す

はじめに、排水管をカットするために、切断位置を記します(下写真)。

 

パイプソー

 

 ・排水管に記しをつけている様子(左写真)
 ・排水管に記しをつけ終えた様子(右写真)

 

切断位置を記すことを、卦書き(けがき)といいます。排水管のけがきにマジックを用いると、記しが落ちにくくなって切断が楽になります。巻尺を排水管の端部に引っかけることで、けがきをしやすくなります(左写真)。右写真の赤丸部分が、けがきをした後の様子です。

 

3、排水管を切断する

記しをつけたら、排水管を切断します(下写真)。

 

パイプソー

 

 ・排水管を押さえた様子(左写真)
 ・パイプソーで切断する前の排水管(中写真)
 ・パイプソーで排水管を切断している様子(右写真)

 

排水管の切断には、パイプソーを使います。左写真の赤丸部分に、けがきをした記しがあります。この上にパイプソーを置いて刃をゆっくりと前後に動かすと、排水管が切れます(中写真)。ここでのポイントは、「排水管をしっかりと押さえる」ことです。こうすることで、切り口を真っすぐにできます。

 

右手でパイプソーを持つ場合、切断するときに左手と左足を使うと、排水管が動きにくくなります。また、パイプソーを排水管に対して垂直に入れることで、切り口が90度になり、排水管の接続を行いやすくなります。

 

4、排水管をカットしたら、完了

排水管を切断し終えたら、作業は完了です(下写真)。

 

パイプソー
 ・排水管を切断し終えた様子

 

筒型をしている排水管は加工時に不安定になりやすいですが、「しっかり押さえること」と「真っすぐ切ること]を意識すると上手く切れるようになります。上の写真は、排水管を切り終えた後の様子です。パイプソーは排水管のほかに、塩ビの給水管やプラスチックも切ることができます。

 

工事を円滑に進めるために、効果的にパイプソーを使いましょう。

 


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