専門業者が実際に行っている工事内容について、写真や図面を交えながらわかりやすく解説します

木材をまっすぐ切るためのノコギリの使い方

 

鋸(のこぎり)とは、金属板の端部が左右に湾曲した形をしている道具です。鋸はノコギリやノコと呼ばれ、建材を切るために使用します。ノコギリにはいくつかの種類があり、木材や金物、塩ビなどの素材を切るものがあります。用途によって必要なノコギリを使い分けると、状況に応じて円滑に作業を進められます。

 

今回切断する木材の写真が下にあります。左写真が全体、右写真が木材の断面を表しています。場所に合わせた木材を用意することで、精度の高い工事ができます。

 

ノコギリ

 

 ・木材の全体(左写真)
 ・木材の断面(右写真)

 

ノコギリで木材をまっすぐ切る手順

 

ここからは、ノコギリで木材をまっすぐ切る手順について解説します。

 

1、準備

今回使用する工具と材料を、以下にまとめました。

 

 ・木材:必要な分を用意
 ・ノコギリ:木材の切断に使用
 ・巻尺(スケール):木材の長さ測定に使用
 ・L型定規:木材にカット線を描くために使用
 ・鉛筆:木材に記しをつけるために使用

 

2、木材に記しをつける

はじめに、切断をする木材に記しをつけます(下写真)。

 

ノコギリ

 

 ・用意した巻尺(左写真)
 ・巻尺を木材の端部に引っ掛けた様子(中写真)
 ・木材に記しをつける様子(右写真)

 

記しをつけることで、木材を正確に切断できます。最初に使う道具が巻尺(まきじゃく)です(左写真)。巻尺はスケールとも呼ばれます。巻尺は工事では必ずと言っていいほどよく用いる道具の1つです。巻尺を使うことで、ムラなくきれいに作業できます。

 

巻尺を端部に引っ掛けて、木材に記しをつけます(右写真)。ここでのポイントは、「巻尺を真っすぐ引っ張る」ことです。巻尺の内部にはバネが入っていて、これが動くことで目盛りが自動的に戻ります。バネで目盛を戻そうとする力を上手く利用しながら、巻尺を引っ張って記しをつけます。

 

端部から引っ張った巻尺が斜めになっていると、正確な測定ができません。このため、巻尺を真っすぐ引っ張ることで、きっちりした測定ができます。

 

3、木材に切断ラインを描く

木材に記しをつけたら、線を引きます(下写真)。

 

ノコギリ

 

 ・用意したL型定規(左写真)
 ・L型定規を木材に当てている様子(中写真)
 ・木材に切断のラインを描いた様子(右写真)

 

前項でつけた記しの上に、線を引きます(中写真)。この線が、木材を切るための「切断ライン」になります。L型定規で線を描く理由は、「木材に対して垂直を測定できる」からであり、記しをつけた「点」を「線」にすると切断ラインがきれいになります。

 

線は木材に対して2方向に描きます(右写真赤丸部分)。切断する木材には奥行きと高さがあるため、ノコギリを入れていくと、切り口は真っすぐでも横から見たら木材が斜めになることがあります。この作業をしておくと、立体的な切り口を垂直にしやすくなります。

 

4、ノコギリで木材をカットする

線を引き終えたら、木材をカットします。(下写真)。

 

ノコギリ

 

 ・用意したノコギリ(左写真)
 ・ノコギリで木材を切る様子(右写真)

 

描いた線に対して木材を真っすぐ切断します。左写真のノコギリを使って木材をカットします。木材を切るときは、線に対して左右のどちら側を切るかをはっきりさせることが大切です。
 
ノコギリで木材を切ったときの厚みは約1.5〜2.0ミリです。ノコギリで切断をするとき、線の右を切るか左を切るかで数ミリの違いができます。例えば、下写真では必要ない木材を斜線で示しています。今回は線の右側を切断することで、斜線のない部分を残すことができます。

 

ノコギリ
 ・斜線部が切断する部分

 

5、木材の切断が完了

木材を切ったら作業は完了です(下写真)。

 

ノコギリ

 

 ・切断した木材を拡大した様子(左写真)
 ・切断した木材の全体図(右写真)

 

木材を切るときは手と足で押さえると作業が行いやすくなり、切断面をまっすぐにできます。木材を切ることができると、簡単な工事は自分でやれるようになります。この作業ではいくつかの道具を使いましたが、これらは工事において基礎的なものなので持っておくと便利です。

 

作業に慣れていない人は、必ず手袋を着用しましょう。これにより、木材のトゲが刺さったり、ノコギリで手を切ったりしにくくなります。木材の切断は、自分に合った方法で行うことが重要です。

 


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